群馬県と地防協主催による令和6年度高圧ガス輸送車両等防災訓練研修会が去る9月24日(火)県消防学校において57名が参加して開催された。
訓練研修会は栃原技術委員の司会により進められ、県消防学校の高橋校長からの挨拶、鈴木会長の挨拶があった。
続いて参加者を二班に分けて研修会に入った。基礎訓練では日本赤十字社群馬支部の指導員のもと、「三角巾を使用したけがの手当てについて」と、消防学校教官の指導のもと「心肺蘇生法とAEDの取り扱いについて」の訓練を行った。
総合訓練では渡辺技術委員長を隊長としてLPガスの特性について説明の後、総合訓練「LPガス容器積載車両の交通事故時における緊急措置訓練」の実演があり緊急時の乗務員、防災事業所の対応・役割を研修・再確認することができ、大変充実した有益な研修会であった。 閉会にあたっては県消防保安課の植野課長から講評を頂いた。
今回の実施概要は次のとおり。
(1)基礎訓練・座学<実技>
けがの手当て~三角巾を使用して~
日本赤十字社群馬県支部 指導員3名
指導員の説明・指導のもと、けがの手当てをする際の注意点や、三角巾の扱い方(たたみ方、結び方、解き方)等の基礎的な事から学んだ。その後、2人1組になり、模擬手当として頭部負傷している場合を例にして三角巾の巻き方を互いに実施、体験した。
(2)基礎訓練 体験
心肺蘇生法とAED
群馬県消防学校 教官4名
万が一の事故発生時や事故遭遇時に備え負傷者の救命に関する知識として心肺蘇生法とAEDについての訓練が行われた。
・倒れている人を発見した時の初期対応
倒れた人の肩を軽くたたいて呼びかけ反応を確認する。続いて大きな声で応援を呼び119番通報。
・心肺蘇生法の基礎知識とポイント
呼吸を確認し、反応が無い場合は直ちに胸骨圧迫(心臓マッサージ)。胸骨圧迫は傷病者の胸が約5cm沈み込む程度に100~120回/分のぺースを目安に救急隊が到着するまで繰り返す。
・AEDの使用方法と注意点
AEDを準備、開封すると、装置が音声で操作法についてガイドするのでそれに従って慌てずに操作する。先程の胸骨圧迫の再開、これを救急隊が到着するまで繰り返す。
(3)総合訓練
「LPガス容器積載車両の交通事故時における緊急措置訓練」
LPガスの特性に関する説明の後、事故対応訓練が実施された。
訓練の想定は、LPガス容器(※)積載車両が優先道路を走行中、一時停止を無視して乗用車が侵入。※想定:使用後の回収容器
トラックの常務員は衝突を避けようと急ハンドルを切るが、回避出来ず車両が接触、側溝に脱輪して停車。
事故の衝撃で積載したLPガス容器数本が道路に落下。
そのうち1本から気体のLPガスが漏洩し、何らかの原因で着火・炎上した設定として、その事故対応や防災事業所による緊急措置についての訓練を実施した。
事故が発生した時は、先ずは二次災害防止措置等(周辺道路の交通遮断、消火器を用意して安全な場所へ避難)を行う。
続いて通報(警察署・消防署・県消防保安課)。
防災事業所が到着し、防災活動(消火器と防災工具の用意、破損していない容器の移動、消火器での消火活動、漏洩防止措置、ガス漏れ検知、破損容器の撤去)の流れ。
不測の事態が発生しても、慌てず、ガスの特性をよく理解した上で、人的・物的被害を最小限とする対応がスムーズに行われた。
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